お取引が始まったのは、かれこれ40年程前のことですね。
広島で創業されたタカキベーカリー様が、兵庫県の芦屋に出店されたことがきっかけでした。当時は、広島で商品を展開されていたので、関西の資材屋とのお取引がなかったようで。タカキベーカリー様とお取引のあった袋製造のメーカーの方が弊社をご紹介くださいました。店舗のある芦屋と弊社事務所のある西宮はとても近いので、近くの資材屋を探しておられたタカキベーカリー様にとってはぴったりだったのだと思います。

私がタカキベーカリーに就職する随分前のことですね。私自身は、数年前に関西工場長に着任したので、そこからのお付き合いになります。

関西工場で製造するサンドイッチの包装資材を中心に、衛生消耗品も納品いただいています。サンドイッチと言っても関西工場だけでも製造種類は40～50種類程あって。更に商品によって適切な包装資材は異なるので、それぞれに合った資材をお願いしています。

サンドイッチの資材ですと、ドック状と言われる袋状のものや、三角状のもの、パックの容器などがありますね。それらの種類の中でもサイズ展開は多岐にわたります。パンの形状や材料によって適切な資材をご提供するようにしています。また、それぞれの資材には、商品名を印刷した別注のシールを1枚ずつ貼付してお届けしています。

新商品が発売される度に、商品に合う資材を探してもらっています。それぞれのパンに合ったものでないと、袋や箱の中で転んだり、潰れたりしてしまうんです。きれいな状態でお客様にお届けするには、大きすぎても小さすぎてもだめ。それに、コストや、素材によって扱い易さや作業効率も変わってくるので、資材選びは実はとても重要なんです。昨今は色々な資材が出回っているので適切なものを選ぶのも大変なのですが、包装社さんのおかげで助かっています。

昨今は資材メーカーさんが様々な形や種類の資材を製造しています。選択肢が多く、多岐にわたる要望に応えられる分、選ぶのも大変になってきましたね。包装資材以外で言うと、ペーパータオルやゴミ袋、ビニールエプロンや、工場内で被るブルーネットなどの衛生消耗品も一緒にご注文いただいています。

最近ですと、ビニールエプロンを新たにお願いしました。野菜を洗ったりする時に使うエプロンなのですが、以前使用していたものが少し短くて濡れてしまうという声があったんです。そこで「包装社さんなら何とかしてくれるかも」と思い、相談しました。スタッフにはできる限り気持ちよく働いてもらいたいですからね。包装社さんのおかげで、スタッフの声にも応えることができました。

すごく丁寧に対応してもらっています。こまめに連絡をくださいますし、ほぼ24時間365日いつもご対応いただいて助かっています。

四六時中ずっとやり取りをしている訳ではないですが、特に製造業の方はお客様へ納品しないといけない数が決まっていると思うので、何かあった時はできる限りお客様に寄り添ってご対応するように心がけています。

そうなんです。私たち製造業者は、納品先のお客様へ必ず決まった数をお届けしないといけない。だけど実は、納品数はお客様の直近の売上や販売見込みで決まるので、直前にしか明確な数は分からないんです。そうすると、予想を大きく上回ったご注文をいただいたりすると、資材が足りなくなってしまったり。私たちとしても何とか調達しなければいけないので、そんな時にご対応いただけるのは本当に助かります。バイクで資材を取りに行かせてもらったこともありましたね。
大手メーカーさんだと、決まった営業日があったり規定が厳しかったりするので、融通がきかないこともあるのですが、包装社さんは困っている時に手を差し伸べてくださる。そう言う資材屋さんって少ないと思いますし、私たちとしては、ほっとする存在ですね。

私たちとしては、今後も今の関係性を続けていきたいですね。助かっていることが沢山ありますし、同じ兵庫の近くの会社とお仕事していきたいと言う想いもあります。関西工場が民家の近くにあることもあり、一緒に地域活性化に取り組んでいきたいなと思います。

そう言っていただけて嬉しいですね。地域のことや、パン文化のこと、利益だけではなくて視野を広く持っていらっしゃるタカキベーカリー様は素敵だなと思いますし、これらもお力になれたらと思います。